上手に言語化できるかな❓

モノローグのMVにおける"私"とは現代版マッチ売りの少女なのではないか、

という考察(にも満たない何か)。




www.youtube.com


平松賢人映像監督、バンザーイ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️


2024.04.06 5,000回再生突破おめでとうございます🎉


 というわけでモノローグMVの感想と考察を書いていこうと思います。

 まさかこんな僻地まで来てモノローグのMV見てないよ〜って人はいないと思いますが、もし見ていないのなら上に貼った動画を今すぐにでも再生してください。今。

目次


初めに

 私はカメラの知識もなければ映像効果についての知識もない、全くのド素人なので見当違いなことを書いている可能性が非常に高いです。そのため、全て文末に※という個人の感想です。が付いていると思っていてください。


マッチ売りの少女 is 何?

 ではこのブログのタイトルにもある現代版マッチ売りの少女とはどういう事なのか、というところから書いていきます。

 曲が始まる直前と最後の方に出てくる手持ち花火のシーン、なんでこの時期に花火なんだろうってぐるぐる考えて考えて、このMVを構成する二大要素と言っても過言ではない(はずの)雪・貴方との思い出。それに加えて花火が消えた瞬間の私の表情から、もしかしてこのMVってマッチ売りの少女がベースにあるのでは?と推察しました。

www.aozora.gr.jp
青空文庫さんより マッチ売りの少女


 手持ち花火を両手で持って楽しそうにしているカットから燃え尽きていく花火を名残惜しそうに見つめるカットになるの、どう考えてもマッチ売りの少女をなぞっているようにしか思えなくて…花火の光を見て貴方との幸せな日常を思い出していたから、花火の火が消えたときに幸せな夢から覚めて寂しそうな、名残惜しそうな表情になったのかなあと感じたんですよね。狙っていたとしても狙っていなかったとしてもこの演出思いつくのすごすぎる。

 私=マッチ売りの少女だと仮定したとき、貴方といるシーンが切り替わっていくのは思い出に縋りたくて沢山の花火に火をつけたからなのかなあという結論に至りました。線香花火じゃなくて吹き出し花火を使っているのも、火をつけてから勢いよく燃え尽きるまでのほんの数秒の間だけ、貴方と過ごした幸せな日常を鮮やかに思い出しているように見えてきて。だからあんなに笑顔だったのかな〜て思ったんですよね。

 吹き出し花火って、私の中のイメージとしてはピンクや緑や白や...とにかく1本で色んな色に切り替わっていくものだったのですが、このMVで使われている花火は他の色に変わることが無くずっとオレンジ色で。思い出の中の貴方が纏っていた暖かい照明と同じ色なの、うわ〜!?ってなって思わず詠嘆のため息を漏らしました。

 4月1日のラジオでモノローグの撮影裏話が聞けましたが、

花火のシーンは海の方に行って撮影したけど、暴風(強風)注意報とかでてない!?てレベルの風でターボ付きチャッカマンでも花火つかなくて大変だった〜

というような話もされていて、もうちょっと撮りたいシーンはいろいろあったんだけど最低限撮れるやつを撮って終わらせたと少し悔しそうにしていたので、どんな撮影プランがあったのかもどこかで聞けたらいいな〜と思いました。撮影のメイキング映像とかもあったら…何卒よろしくお願いいたします……。


初見時の感想

・勇翔さんが爽やかハンサムすぎる。素敵〜!
・勇翔さんの笑顔みるとこっちまでニコニコになる。八重歯が𝑺𝒐 𝑪𝒖𝒕𝒆__
・ハッピーバースデー、どっちの?
・ポップコーン満遍なく味ついてて美味しそう。
・花火…花火!?この時期に!?

 だいたいこんな感じだった気がします。浅いし薄い感想すぎるのでここから深掘りしていきます。


MVを何回か見た上での感想

 まず勇翔さん演じる貴方(以降"貴方"表記になります。)が出てくるシーンでは暖色の照明が使われているのがとても印象的でした。

 それに加えて室内やベッドの中、お風呂上がりなど、物理的な暖かさと精神的な暖かさ(=安心感)をイメージしやすいカットも多く出てきたので、貴方の存在は江嶋さん演じる私(以降"私"表記)にとってポカポカした陽だまりのような、一緒にいてとても心地よい存在だったのかな〜と…。
 車内のカットは車好きの勇翔さんならではという感じでとても好きです。ドライブスルーで受け取った商品、貴方...というか勇翔さんですね。勇翔さんがあまあまのやつを頼んでるのもニコニコしちゃいました。なんのカスタムにしたんだろう。気になる木。

 🎶本当の希いは から1サビに入るまでのほんの一瞬映る、後ろ姿の私が雪にさらわれるような演出が付いているカットだったり、雪の降る夜道を一人で歩いていたり佇んでいたりと、私一人のシーンはとにかく雪の印象が強く、撮影日に雪が降ったのも偶然だったと言うことを聞きそんな偶然、ある!?!?てびっくりしちゃいましたし、多分なんですけど天候側がこのモノローグという曲のMVを最高のものにするために忖度したんだと思っています。

 ハッピーバースデーのうたを歌ってるとこ、Dearのあとの名前なんて言ってるんだろ〜?て思ってたのですが、もしかして勇翔って…言ってます…?だとしたらワンテンポ遅れてるのも納得だしそこはかとなく照れているようにも見えてきたな…。それかワンチャン私の名前がゆきちゃんなのかもしれない。どっちかな➰➰➰。

 最後赤信号のカットで終わるじゃないですか。いろいろ思うところがあってしみじみとしていたらループ設定してたのでまたモノローグが流れ始めたんですけど、冒頭の無音映像部分に青信号になった横断歩道を渡り始めるカットがあることに気づいて、あの、平松賢人さん、すごすぎる。モノローグって青信号から始まって赤信号で終わるんだ。へえ……。

どういう意図があるのか考えあぐねているとこ

  • 机の上に置いた、花が生けてあるグラスが倒れるカット(←貴方との幸せな日常が崩れたという暗喩?グラスが割れていないことにもなにか意味があるのかも。)
  • 私が白い空間にいるカット(←こっちが本当に分からない。貴方に見せていた表情…?笑顔もそうじゃない表情もある。私の深層心理?)



ノローグの解釈として正しいのはどちらなのか

パターン1

 MVが付く前、聴覚のみでモノローグを摂取していたときは、「好き」と言えるような関係性ではない*1貴方に対して好き以上の感情を持ってしまい、離れるという選択も出来ずにずるずると関係を続けてしまっている、みたいな…なんかそういう小難しい恋愛を描いた曲なのかなあと(分からないなりに)感じていたんですよね。*2分からないなりにと前述しましたが、

たった1度 貴方に触れた
それが私の過ち

たったひとり 愛し合える
貴方にはならないから

という歌詞から綺麗で"正しい"恋愛ではないんだろうな…ということは容易に想像できました。

 また、最初と最後に

この胸に眠る貴方を どんなに抱きしめても

眠る貴方に零して…

とあるのでこの独白は私の隣で寝ている貴方の寝顔を見ながら述べているものだと考えていたし、

さよならさえ言えなくて…

という歌詞を"さよならをすることが出来ない"という意味に捉えたんですよね。

 …とまあこんな感じの解釈で聴いていたので、MVが赤信号のカットで終わるのは"貴方との関係を進展させることも終わらせることも出来ない=停滞"という意味が込められていたのかな〜と思っていたのですが、4月1日放送のラジオを聞いて「あ、そういうこと!?」てなったのでそれを踏まえた上での解釈も書いておきます。

パターン2

吉原さん「仮初めの、その場限りの時間ではあるけど、果たしてその時間自体が本当に最低なものだったのかっていうことですよね。」
本田さん「後には何も残ってないように思えるけど、でもあの瞬間の愛おしさもあるしみたいな。」

↑ふむ。

本田さん「いなくなっちゃうわけじゃんね?多分勇翔が。」
平松さん「うんうん。」
本田さん「ヒロインの前からいなくなってしまった後の話やんね最終的には。」
平松さん「そうだね〜。

↑そうなの!?!?!?

 横断歩道で信号待ちをする私がいて、カメラと私の間にある道路を車が通り抜けたら私がパッと消えているカット*3は"「好き」も「愛してる」も「さよなら」も言葉にすることなく、貴方が私の前からいなくなったの(か、私自身の意思で貴方から離れることを選んだ)か"を意味しているんですかね?

 そうすると赤信号は"関係性の停滞"を形容するシンボルというよりは"貴方とはもう会うことがないのに、思い出として昇華することが出来ず前にも進めないという意味での停滞"というような解釈が出来るし、歌詞にあるのが「愛してる」ではなく「愛してた」と過去形であるということにも納得がいくんですよね〜。…エーーーンもやもやするからモノローグMVの解説ほしい。でもそんなの野暮か……。

 これ書いてる途中で気づいたんですけど、モノローグの概要欄みたら[「モノローグ」は、決して叶わない想いをいだきながら、関係を断ち切れないという苦悩を描いた大人の恋愛ソング。]って書いてあって…。頭がこんがらがってきました。つまりどっちの解釈で聴けばいいんですか????難しいよ〜(T_T)やっぱ解説ください

 まあ正しいのはどちらかなんて書きましたけど、100%これ!っていう解釈なんてきっとないんですよね。この曲に触れたことのある人数分、解釈が生まれるものだと思うので…。


あとがき

 吉原さんのソロライブで初めてこの曲の存在を知ったのですが、吉原さんの切なくて胸が締め付けられるような歌声と歌詞にひと聴きぼれをして、大切で大好きな曲の一つになりました。
 これは自分語りですが、大好きだった*4活動者の方がインターネット活動を辞めてしまうその瞬間を迎えたことがあって。Twitterのアカウント削除&投稿動画を全て非公開にしてなんの前触れもなくいなくなってしまったので、恋愛とは違うんですけど共感できるところが多かったんですよね。

 勇翔さんが"貴方"を、江嶋さんが"私"を演じてくださったことでこの曲に対する解像度が上がりましたし、平松さんが思うモノローグの世界をこうして素敵なMVにして観せてもらえたの、改めてめちゃくちゃすごいな……となっております。すごいしかでてきませんけど………。


 とりあえず今書きたいことは書ききった...はず...。なので、もしかしたらあのカットはこういうことだったのかも!て思いついたらここに追記していこうと思います。ではまたいつかお会いしましょう。それではさようなら👋





*1:もしかしたら"貴方"には私の存在とは別に本命の女性がいて、"私"は浮気相手だったのかもしれないし、一夜限りの関係だったはずなのかもしれない

*2:現在進行形でずーーーーっと何かしらのオタクをしてる人生だったから、中学生のとき以来人をちゃんと好きになった記憶がないのでな➰➰➰んもわからんくて困った。私にはこの曲を理解するための引き出しが無さすぎて。大人って大変なんだな…

*3:私が消えたこと以外全く変わっていないように見えたのでどうなってるの!?て思ったら、4月1日放送の栄第七学園男組で裏話が聞けました。見返したら確かに奥の方にいる傘を持った人も手前側を通ったタクシーも違う……。

*4:だったというか今でもずっと変わらず大好きなんですけど…。私が歌うま人間だ➰いすき!の自我を持つきっかけになった方なので……